米韓、来年の合同軍事演習の時期を調整か 平昌五輪めぐる懸念受け
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【12月12日 AFP】米韓両軍は、毎年行っている大規模な合同軍事演習の時期が来年の平昌冬季五輪の開催期間と重なる可能性に鑑み、日程の調整協議を行っていると、韓国メディアが報じた。
合同軍事演習「フォールイーグル(Foal Eagle)」と「キーリゾルブ(Key Resolve)」は毎年2月下旬または3月初旬に始まり、両軍から数万人規模の部隊が参加する。米韓は完全な防衛目的としているが、北朝鮮は決まって猛反発を示す。
ただ来年は2月9~25日に平昌五輪、次いでパラリンピックが開催される。報道によると、韓国側は米側に対し、北朝鮮による挑発行為の可能性を下げるため、演習の時期を大会閉幕後にずらすよう働き掛けたとされる。
韓国の聯合(Yonhap)ニュースは、米太平洋軍(US Pacific Command)のデーブ・ベンハム(Dave Benham)報道官が「キーリゾルブとフォールイーグルについて、適切なタイミングも含め、その今後をめぐり双方が協議を続けている」と明かし、演習の実施時期については時宜を見極めて声明で発表すると述べたと伝えた。(c)AFP