中国最高検、重慶市元トップを収賄で捜査 7月に突如失脚
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【12月11日 AFP】中国の最高人民検察院(最高検)は11日、重慶(Chongqing)市の元トップで今年7月に突然失脚した孫政才(Sun Zhengcai)前共産党委員会書記について、収賄の容疑で捜査を開始したと声明で発表した。
孫氏は、最年少で構成員25人の共産党政治局員になったエリートで、最高指導部の政治局常務委員への昇格が有力視され、習近平(Xi Jinping)国家主席の後継者とも目されていた。だが、7月に「深刻な規律違反」の疑いで党の汚職監視機関である中央規律検査委員会(CCDI)の調査を受け、失脚していた。
規律委員会は、孫氏が賄賂を受け取ったり性的関係の見返りとして便宜を図ったりしたのは職権乱用に当たると認定。党は9月、同氏の党籍を剥奪していた。
孫氏には収賄のほか、縁故政治や怠慢、党機密情報の漏えい、党規約違反の疑いも掛けられている。(c)AFP