絶滅危惧種の写真集、ティム・フラック氏が制作の意図語る
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【12月24日 AFP】英国人写真家ティム・フラック(Tim Flach)氏の新作写真集「絶滅の危機にさらされた生き物たち(Endangered)」は、うろこ目当てで密猟されるセンザンコウからブラジルで都市化の影響にさらされるサルの一種、フタイロタマリンまで、人間によって絶滅の危機に追いやられた地球上の生物を取り上げている。
フラック氏は米首都ワシントンでAFPのインタビューに応じ、「過去に発生した変化の大半は自然の力がもたらした。でもこの件は、私たち人間が引き起こしたもののようだ」と話した。
写真集にはホッキョクグマのように絶滅の危機を広く認知された種やキマダラフキヤガマのようにそこまで知られていない種に加え、サンゴや昆虫、そして一部の生態系まで150種以上が収録されている。
写真集の発売に合わせ、英ロンドンのオズボーン・サミュエルギャラリー(Osborne Samuel Gallery)でフラック氏の写真展も開催された。
野生生物に対する自身の情熱を皆と共有したいと話すフラック氏。「何かを気にかければ、行動を起こす可能性が高まる」 (c)AFP/Olivia HAMPTON