【12月11日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは10日、第16節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2-1でダービーを制し、2位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差を11にまで広げた。

 シティは、ユナイテッドのロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)のセットプレーでの2度のクリアミスから、ダビド・シルバ(David Silva)とニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)がそれぞれ前半と後半に得点を挙げた。

 ユナイテッドは前半ロスタイムにマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が一時同点に追い付くゴールを決めたが、守備陣の穴がジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるシティに白星をプレゼントしてしまった。

 雪のちらつくオールド・トラフォード(Old Trafford)での勝利でシティはリーグ戦14連勝を飾り、イングランド・トップリーグでのタイ記録を樹立。同一シーズン内での記録達成は初となった。

 また、今節はチェルシー(Chelsea)やリバプール(Liverpool FC)、アーセナル(Arsenal)といった上位陣が軒並み勝ち点を落としたため、シティからタイトルを奪うのは困難な状況となるだろう。

 グアルディオラ監督は、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督との直接対決20戦目で9勝目。この日の勝利でユナイテッドのホームゲームでの無敗記録を40試合で止めたことは、さらに満足感を増すだろう。

 前回ユナイテッドがオールド・トラフォードで敗れたのは、2016年9月にグアルディオラ監督が初めて臨んだマンチェスター・ダービーで、その時もシティは2-1で勝利している。

 公式戦での連勝が4で止まったユナイテッドは、直近のマンチェスター・ダービー13試合で8度目の敗戦を喫しており、両クラブの覇権争いの変化についての話を無視することは難しくなる。

 モウリーニョ監督は試合後にタイトルを諦め、「多分そうだろう。アドバンテージはかなり大きい」とコメントした。

 ユナイテッドは終盤、アンデル・エレーラ(Ander Herrera)がオタメンディに倒されてPK獲得するかに思われたが、エレーラはダイビングでイエローカードを受けた。

 モウリーニョ監督は「マンチェスター・シティは非常に好チームで、運に守られていた。サッカーの神様もついている」と、この判定について語った。

 一方でグアルディオラ監督はモウリーニョ監督の不満をはねつけ、言い訳するのはよした方が良いと語った。

「昨シーズンと同じだ。われわれが勝ち、主審が仕事をした。今日も同じだ。きのう彼は審判について話していたが、われわれは正直なチームだ」

「ボール保持率は75パーセントというのは、われわれがプレーをしたがっていたという証拠。われわれはここにやってきて、それを成し遂げたんだ」 (c)AFP