喜び分かち合うノーベル賞授賞式、平和賞の式にはサーロー節子さんも出席
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【12月11日 AFP】スウェーデン・ストックホルムで10日、2017年のノーベル賞授賞式が行われ、文学賞(Nobel Prize in Literature)を受賞した日本出身の英国人作家カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro)氏らがスウェーデンのカール16世グスタフ国王(King Carl XVI Gustaf)からメダルと賞状を授与された。
同日ノルウェー・オスロで行われたノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)授賞式には、同賞に選ばれた国際的なNGO連合体「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のベアトリス・フィン(Beatrice Fihn)事務局長と、1945年8月6日に広島で13歳のときに被爆し、現在はカナダ在住のサーロー節子(Setsuko Thurlow)さんが出席。ノルウェーのハラルド5世国王(King Harald V)らに受賞をたたえられた。
授賞式でスピーチを行ったサーローさんは、「(被爆した)私たちの体験と私たちの警告に耳を傾けてください。そして皆さんの行動が重要であることを知ってください」と、核兵器保有国の指導者らに呼び掛けた。(c)AFP