レバノンの米大使館近くで抗議のデモに治安部隊が催涙弾、エルサレム問題
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【12月10日 AFP】レバノンの首都ベイルート郊外の米国大使館近くで10日、米政府がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに抗議していた人々に対し治安部隊が催涙弾と放水砲を使用し、現場にいたAFP記者によると数人の負傷者が出た。
AFP記者によると、パレスチナ支持派の数百人がベイルート郊外アウカル(Awkar)の米国大使館近くに集まっていたが、大使館に通じる道路は鉄柵で封鎖され、治安部隊は鉄柵を突破しようとした人々に対し催涙弾や放水砲を使用。数人が投石や催涙弾で負傷したという。
この件に関して治安部隊側からコメントは出されていない。
レバノンには、イスラエル建国によって住む地を追われたり避難してきたりしたパレスチナ難民やその子孫ら数十万人が生活している。(c)AFP