北朝鮮「老いぼれトランプ」、エルサレム問題で
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【12月9日 AFP】北朝鮮は9日、国営メディアを通じた声明で、エルサレムをイスラエルの首都と認定した米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を非難し、「老いぼれ」と称した。
北朝鮮の核兵器やミサイルの脅威をめぐり米朝間の緊張が続く中、トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長はここ数か月間、戦争をちらつかせた威嚇や個人的な中傷や批判の応酬を繰り返している。
国際的に孤立化している北朝鮮だが、トランプ大統領のエルサレムに関する決定については、一斉に非難している国際社会に合わせ「無謀で邪悪な行為だ」と表現した。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮外務省の報道官は「精神的におかしな老いぼれが、国連で公然と主権国家の完全破壊を呼び掛けた事実に鑑みれば、今回の行為も驚くにはあたらない」「だが、今回の動きは全世界に、誰が世界の平和と安全を破壊する者なのか、誰が国際社会ののけ者でならず者(通常、北朝鮮に対して使われる中傷)なのかを明らかに示すものだ」と述べた。(c)AFP