パレスチナ「怒りの日」の死者2人に、空爆で負傷者も14人
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【12月9日 AFP】パレスチナ自治区各地で8日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに抗議するパレスチナ人らがイスラエルの治安部隊と衝突し、少なくともパレスチナ人2人が死亡した。
また、イスラエル軍は8日夜、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)からのロケット弾攻撃への報復として、同地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の軍事施設に対する空爆を行い、ガザ地区の保健当局によると、空爆により14人が負傷した。
イスラエル軍によれば、8日にガザ地区から3発のロケット弾攻撃があり、うち1発はイスラエルの防空システム「アイアン・ドーム(Iron Dome)」で迎撃、別の1発は無人の場所に着弾。3発目はイスラエル南部の町スデロット(Sderot)に着弾したものの、同国の公共ラジオによると、このロケット弾は不発で負傷者は出ていないという。
ハマスは、エルサレムをイスラエルの首都と認定したトランプ米大統領の発表を受け、新たな「インティファーダ(反イスラエル闘争)」を呼び掛けていた。
8日、ガザ地区の分離壁沿いにイスラエルの治安部隊と衝突してパレスチナ人2人が死亡。トランプ氏の発表に対する抗議運動で初の死者となった。他にヨルダン川西岸(West Bank)地区やガザ地区、エルサレムでの抗議デモで、数十人のパレスチナ人がイスラエルの治安部隊によるゴム弾や実弾などで負傷している。(c)AFP