ドルトムントがついに監督解任を決断か、ブレーメンに敗れ7位に後退
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【12月10日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は9日、第15節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は1-2でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に敗戦。リーグ戦未勝利が8試合に伸びた結果を受け、ピーター・ボス(Peter Bosz)監督が解任間近という報道が出ている。国内誌スポーツ・ビルト(Sport Bild)は、クラブがすでに指揮官解任を決断し、10日にも発表を行うと伝えた。
ボス監督は試合後、「前半は私がドルトムントに来てからのすべてが無になってしまったかのような内容だった。もちろん、ピッチでプレーするのは選手だが、責任を取る立場にあるのは私であり、そしてきょうは本当にひどかった」とコメントした。
ドルトムントのアンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)は、後半に至近距離からのシュートを香川真司(Shinji Kagawa)が外した場面を引き合いに出しながら、チームの崩壊は監督だけの責任ではないと話し、「至近距離からのシュートががら空きのゴールに飛ばないとき、監督にできることは何もない。今の問題は精神面だ」と語っている。
主将のマルセル・シュメルツァー(Marcel Schmelzer)も「恥ずかしいし、どうしようもない。もう何週間も口を閉じて行動しなければと言い続けている。どうしてこういうプレーしかできなかったかわからない。本当に最低だった」と話し、チームの出来の悪さを切り捨てた。
ボス監督の立場はすでにかなり前から危うくなっていたが、グループリーグ敗退となった欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の戦いも終わり、その直後に本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)でのリーグ戦にも敗れたことで、監督はとどめを刺されたようにみえる。
今季から就任したボス監督の下で開幕スタートダッシュに成功し、9月末の時点では2位に勝ち点5差をつけて首位に立っていたドルトムントだが、その後は8試合で3つの引き分けの勝ち点3ポイントしか獲得できず、この日は降格圏のブレーメンに本拠地で敗戦。今季初めて、欧州カップ戦出場圏外の7位に順位を落とした。(c)AFP