南スーダンで家畜をめぐる部族間襲撃 60人死亡、数十人負傷
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【12月9日 AFP】南スーダンで家畜をめぐるライバル部族間の襲撃事件が発生し、少なくとも60人が死亡し、数十人が負傷した。地元当局者が9日、明らかにした。
戦闘は6日、首都ジュバから北西に約250キロ離れた同国中部の西レイク(Western Lakes)州で、いずれもディンカ(Dinka)族のルプ(Rup)一族とパカム(Pakam)一族の間で勃発したもの。
同州選出の国会議員でもあるアコル・ポール・コーディット(Akol Paul Kordit)情報副大臣は声明で、戦闘により「60人以上が死亡し、数十人が負傷した」と述べ、8日早朝にも襲撃が発生し戦闘が続いていると付け加えた。
南スーダンでは敵対する牧畜コミュニティー間で報復襲撃を繰り返す長く血なまぐさい歴史があり、その際に家畜や家財が略奪されてきた。また女性のレイプや子供の誘拐なども頻繁に発生し、報復襲撃を助長しているという。(c)AFP