JKローリング氏、最新映画でのジョニデ起用を擁護 DV疑惑で批判
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【12月9日 AFP】ファンタジー映画「ファンタスティック・ビースト(Fantastic Beasts)」シリーズ最新作に出演する米俳優ジョニー・デップ(Johny Depp)について、ドメスティックバイオレンス(DV)疑惑を理由に降板を求める声が上がっていることを受け、原作者の英作家J・K・ローリング(J.K. Rowling)氏が声明を出し、デップの配役には「純粋に満足している」と述べた。
デップの前妻の米女優アンバー・ハード(Amber Heard)は離婚調停中、デップから暴力を振るわれたと主張していたが、昨年デップと和解に達し、DVの訴えを取り下げた。
映画「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズのスピンオフ作品『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald)』(2018年11月公開予定)で、デップは悪役のゲラート・グリンデルバルド( Gellert Grindelwald )を演じているが、この配役についてはソーシャルメディア上で批判が噴出していた。
ローリング氏はこれを受け、自身のウェブサイトで声明を発表し、同作のメガホンを取るデービッド・イェーツ(David Yates)監督と配役変更を検討したものの、デップとハードの離婚調停の結果を尊重することを決めたと説明。
「現状に鑑み、映画製作陣と私は、当初のキャスティングを続行することに不安を感じていないだけではなく、ジョニーがこの映画シリーズで主要な登場人物を演じることについて純粋に満足している」と述べた。
しかしローリング氏のファンの中には、デップ続投を受け入れられない人もおり、ツイッター(Twitter)では不満を表明する投稿が続出。「とてもがっかりした」「受け入れられない」などという声が上がっている。(c)AFP