【12月3日 AFP】インドで、バス車内で靴下の「鼻をつくにおい」で他の乗客たちと口論となるなどして混乱を起こしたとして男1人が逮捕された。警察当局が2日、明らかにした。

 警察当局によると、男は北部ヒマチャルプラデシュ(Himachal Pradesh)州から首都ニューデリーに向かっていたバスの車内で靴と靴下を脱いで通路のそばに置いた。

 すると他の乗客たちが男に抗議し、その不快な靴下をしまうか車外に捨てるかするよう求めた。

 しかし男は要求を拒否。激しい口論が起きたため運転手は仕方なくヒマチャルプラデシュ州ウナ(Una)県の警察署の前にバスを止めた。

 ウナ警察のサンジーブ・ガンジー(Sanjeev Gandhi)氏がAFPに語ったところによると、バスは警察署にたどり着くまでに悪臭が原因の混乱で何度か停車したという。

 ガンジー氏は「公的不法妨害の容疑で男を逮捕したが、後に保釈した」と述べた。容疑者の男は他の乗客を脅したばかりか警察署でも一騒動起こしたという。

 一方で容疑者の男は、他の乗客とバスの運転手に嫌がらせを受けたとして告訴し、「私の靴下は臭くない」と訴えたという。(c)AFP