【12月2日 AFP】国営シリア・アラブ通信(SANA)は2日、首都が位置するダマスカス(Damascus)県にある政府軍の「軍事拠点」へ向けて発射されたイスラエルのミサイル、少なくとも2発を防空システムによって迎撃し、破壊したと報じた。

 在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、ミサイルはイスラエルが発射したものとみられ、ダマスカス南西の「シリア政権とその同盟国」の拠点が標的とされていた。

 SANAは、「午前0時30分(日本時間同日午前7時30分)すぎにイスラエルが数発の地対地ミサイルをダマスカス県の軍事拠点に向けて発射した」「シリア軍の防空システムがこの攻撃に対応し、ミサイル2発を破壊した」と報じた一方で、迎撃には成功したがこの攻撃で物理的な損害も出たという。

 イスラエル軍の報道官はこの情報についてコメント控えるとしている。(c)AFP