英ロンドンで酸を使った襲撃が増加、高まる不安
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【12月2日 AFP】配達の仕事をしていたジェーブド・フセインさんはある夜、ロンドン東部の街角で信号待ちをしていたところを2人組に襲われ、顔に酸をかけられて乗っていたバイクを盗まれた。
ロンドンでは酸を使った襲撃が毎年数百件起きており、政府が対策に乗り出している。警察も酸攻撃の急増に対処するため、一般市民に協力を呼び掛けている。
ロンドン市内での酸による襲撃は、2014年の166件から、15年には261件、昨年は454件に急増している。
フセインさんはヘルメットをかぶっていたため顔は保護され、外見的な傷は残っていない。
だが、先月、ロンドン北東部で襲われたピザ配達のドライバーはそれほど運が良くなかった。このドライバーの男性はヘルメットのバイザーを上げていた際に酸をかけられ、重体となっている。(c)AFP/Rosie SCAMMELL