【12月2日 AFP】パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)で1日、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の武装集団が農業学校を襲撃し、当局によると9人が死亡、38人が負傷した。

 警察当局によると、少なくとも3人の襲撃犯が農業学校の門近くで警備員に対し発砲し、警備員2人が死傷。襲撃犯らはその後、校舎内に侵入し、学生寮を襲撃した。

 当局によると、襲撃犯らは殺害され、治安要員が残る武装勢力の捜索を行い、周囲の安全を確認した。警察は、事件で学生6人、警備員1人、民間人2人が死亡したとしている。

 1日はイスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の誕生日を祝う催しが同国各地で開かれ、警備態勢が強化されていた。TTPは事件後に犯行声明を出すとともに、襲撃の様子を撮影したビデオを記者らに送りつけた。(c)AFP/Lehaz ALI