「魔術師」信じ酸で手すすぐ、7人が大やけど インドネシア
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【11月29日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタ郊外の村で、自称魔術師の男の言葉を信じて酸とみられる薬品で手をすすいだ男性7人が重度のやけどを負い、病院に搬送された。地元警察が28日、明らかにした。男はそれで無敵の存在になれると説いていたという。
ディディと名乗っていたその男は、数か月前に事件のあった村へ移住してきた。けがから身を守るとされる伝統魔術「デブース(Debus)」の使い手だと周囲に吹聴し、住民に無料で講話を開くなどしていたという。
地元警察の幹部がAFPに語ったところによると、男は自分が「グル(尊師)」であると語り、住民らは男の教えに従って無敵になろうとしていた。さらに男は教えの正しさを証明するため、薬品で手をすすぐよう住民に命じた。警察は薬品が酸だったとみている。
男に従った住民らは大やけどし、病院に搬送されたという。
男は事件後すぐに姿をくらませ、けがをさせた過失の罪で有罪となった場合、5年の禁錮刑が言い渡される可能性がある。(c)AFP