中国、北朝鮮のミサイル発射に「重大な懸念」 対話促す
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【11月29日 AFP】中国政府は29日、米全土を射程に収める新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った北朝鮮に対し「重大な懸念」を表明するとともに、北朝鮮の核危機を平和的に解決するための対話を呼び掛けた。
中国外務省の耿爽(Geng Shuang)報道官は、北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を凍結する代わりに、米国が朝鮮半島周辺での軍事演習を中止するという中国政府の提案が、緊張を緩和する最善策だと改めて強調した。だが、米政府はこの提案を拒否している。
耿氏は定例会見で、この危機は軍事的選択肢では解決できず、すべての当事者が「平和的解決」に取り組むことを願うとし、中国は北朝鮮のミサイル発射に「重大な懸念と反対を表明する」と述べた。
さらに、中国政府は北朝鮮が国連(UN)決議を守り、朝鮮半島の緊張を高める行為をやめるよう「強く求める」とし、「関連するすべての当事者がこの地域の平和と安定に向けて共に取り組むため、慎重に行動することを望む」と語った。(c)AFP