ラグビー仏代表、ジョセフ日本とのドローに「どん底まで落ちた」 「負けるべきだった」
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【11月27日 AFP】ラグビーフランス代表のマチュー・バスタロー(Mathieu Bastareaud)は、今秋のテストマッチ最終戦で日本と23-23で引き分けたことを受け、「まさにどん底まで落ちた」と語った。
日本は終盤に田村優(Yu Tamura)がコンバージョンを決めていれば勝利していた可能性もあり、フランスにはどん底以下の状況が訪れていたかもしれない。
仏パリ郊外のUアリーナ(U Arena)に鳴り響いたやじが耳から離れないというバスタローは、「負けるべきだった。あちらがゴールポストの目の前でコンバージョンをミスして、われわれはついていた。自分たちのスタジアムで口笛を吹かれるのは落ち込む」と語った。
フランスはニュージーランドに敗れた後、南アフリカに17-18で屈し、25日の試合では2019年のW杯(Rugby World Cup 2019)を開催する日本を相手に大惨事に見舞われかけた。
チームメートもバスタローに同調したが、心情を明かすのに苦心していた。
ラバ・スリマニ(Rabah Slimani)が「これ以上何を言っていいのか分からない」とすると、ベテランのナンバー8、ルイ・ピカモール(Louis Picamoles)は「言葉にし難い」とし、チームの「プレーの出来とスピード」は世界レベルではなかったと付け加えた。
フランスのギー・ノヴェス(Guy Noves)HCは「悲惨な試合をしてしまい、チームは失望している。すべきことが多くある。自信を失っているように感じているし、それがこの試合で大きなインパクトを与えた」と試合後にコメントした。
一方でバスタローは、「(選手が)各々のクラブに戻り、考えを変えようとするだろう。この秋のテストマッチは、誰にとっても受け入れがたいものだ」と続けた。
「今以上にひどいのは許されない。チームは完全に失った自信を取り戻さないといけない」
フランスは来年2月3日に、アイルランドとのシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2018)初戦を控えている。(c)AFP