【11月27日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)などで活躍した元ブラジル代表のカカ(Kaka)に、中国スーパーリーグ(1部)の貴州智誠(Guizhou Zhicheng)が接触していると報じられた。ブラジル代表でW杯優勝を経験したこともあるカカについては、今も絶大な人気を誇るミランでのフロント入りがうわさされていた。

 ミランやスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)などでプレーし、現在35歳になるカカは、10月に米メジャーリーグサッカー(MLS)のオーランド・シティSC(Orlando City Soccer Club)を退団し、現在はフリーになっている。

 伊紙コリエレ・デロ・スポルト(Corriere dello Sport)と中国メディアは、貴州であと1年現役を続ける可能性があると報じた。貴州都市報(Guizhou City News)は、クラブとカカはまだ契約には至っていないものの「良い話し合いができた」と伝えている。

 貴州はスペイン出身のグレゴリオ・マンサーノ(Gregorio Manzano)監督が指揮を執るチームで、2017年シーズンは8位だった。

 中国サッカー協会(CFA)は今年、外国籍選手の移籍金に100パーセントの税金を課す規則を施行したが、高額になるとみられる年俸を別にすれば、カカは無所属のため移籍金なしで獲得できる。(c)AFP