中国の寧波で大規模爆発、少なくとも2人死亡 建物の倒壊も 国営メディア
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【11月26日 AFP】(更新、写真追加)中国東部・浙江(Zhejiang)省の港湾都市、寧波(Ningbo)で26日、大規模な爆発があり、これまでに少なくとも2人が死亡した。さらに数十人が負傷しており、うち少なくとも2人が重傷を負った。現地当局者が明らかにした。
地元当局の情報として国営メディアが伝えたところによると、周辺の建物数棟が倒壊したり、車両が破壊されたりする被害も出ている。
国営の新華社通信(Xinhua)は、爆発は午前9時(日本時間同10時)ごろ工場で起きたと伝えた。 国営中国中央テレビ(CCTV)は「多数の負傷者」が出ているという複数の目撃者の話を伝えたほか、少なくとも30人が病院に搬送され、現在も救助活動が行われていると報じた。
地元テレビでは、爆発で破壊されたりゆがんだりした車や、立ち上る灰色の煙、現場周辺に散乱した建物などの残骸が映し出された。ヘルメットをかぶった複数の男性が現場から負傷者を運び出す様子も放映された。
爆発が起きた寧波の江北(Jiangbei)区の地元警察は、爆発の原因の調査がすでに開始されたとソーシャルメディアで明らかにした。
寧波市当局はソーシャルメディアの公式アカウントで、爆発は「空いている区画」で起き、手当てを受けている人がいると発表したが、手当てを受けている人の人数など詳しい情報は明らかにしていない。
中国共産党の機関紙「人民日報(People's Daily)」はツイッター(Twitter)で、爆発があった場所に住んでいる人はいないがごみ回収の作業員がいた可能性があると伝えた。(c)AFP/Dan Martin