国連平和維持軍兵士ら5人死亡、マリで襲撃
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【11月25日 AFP】西アフリカのマリで24日、国連平和維持軍やマリ軍の兵士ら計5人が死亡、20人が負傷した。国連マリ多次元統合安定化派遣団(MINUSMA)が明らかにした。
MINUSMAによると同日、2か所で襲撃があった。1番目の襲撃は朝方、マリ東部メナカ(Menaka)で発生。国連平和維持軍兵士3人とマリ軍兵士1人が死亡。平和維持軍16人と民間人1人が負傷した。
2番目の襲撃はMINUSMAの車列を狙ったもので、MINUSMAによれば、中部ドゥエンツァ(Douentza)で発生。国連平和維持軍の兵士1人が死亡、3人が重傷を負った。
平和維持軍兵士の国籍は明らかにされていないが、この地域にはトーゴ軍とナイジェリア軍の部隊が派遣されている。また平和維持軍によれば、襲撃犯のうち数人が殺害され、さらに何人かが負傷した。
マリでは2012年にイスラム過激派が同国北部全域を制圧して以降、政情不安が続いているが、翌13年にフランスが軍事介入したことで勢力範囲は押し戻されている。しかし、国土のかなりの部分はマリ軍や外国部隊が制御できない状態となっている。(c)AFP