英ロンドンの発砲騒ぎ、「証拠なし」で警戒態勢解除 市警発表
このニュースをシェア
【11月25日 AFP】(更新、写真追加)英ロンドンで24日、市中心部の繁華街と地下駅で発砲があったとの複数の通報があり、市警察が一時、「テロ関連の事件」を念頭に対応する騒ぎがあった。警察はその後、疑わしい人物の痕跡や発砲の証拠は確認されなかったと発表し、警戒態勢を解除した。
救急当局によれば、現場がパニックに見舞われるなか、避難中に16人が負傷。うち9人が病院に運ばれた。
当初の市警の発表によると、午後4時38分(日本時間25日午前1時38分)に、繁華街オックスフォードストリート(Oxford Street)と地下鉄オックスフォードサーカス(Oxford Circus)駅で発砲があったとの通報が複数あり、武装・非武装の警官らが出動。「テロ関連の事件であるかのように」対応に当たった。
英鉄道警察も、「利用者関連の事案」について調べているとして、同駅とボンドストリート(Bond Street)駅で避難指示を出し、両駅が閉鎖されたと発表していた。
市警は現場付近にいる人々に対し、建物内に入り、追って指示があるまで内部にとどまるよう呼び掛けていたが、この避難勧告も現在解除されている。
ある目撃者は先にAFPに対し、人々がオックスフォードサーカス駅から走って逃げるのを見たと話していた。現場周辺は、感謝祭翌日の金曜日の商戦期「ブラックフライデー」に合わせて商店が割引を行っていたため特に混雑していたという。(c)AFP