北京の喫煙規制、ウィーチャットを通じた苦情50%増 レストランやオフィスビルに集中
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【11月26日 CNS】北京市控煙協会(Beijing Tobacco Control Association)の発表によると、ウィ―チャット(WeChat)を通じて、条例に違反した喫煙行為の告発数が増えており、レストランやオフィスビルなどに苦情が集中している。
北京市(Beijing)では2015年6月から「北京市喫煙規制条例」が施行され、公共の場所や職場室内や公共交通機関の中では禁煙と規定されている。
同協会のウィ―チャット公式アカウントには、「禁煙北京」キャンペーンを行なっていた8~10月の3か月間で、市民からの苦情や告発が合計2717件寄せられた。月平均は900件で、第2四半期より50%増加した。
苦情が多い場所は、レストラン1119件、オフィスビル・室内1011件、ネットカフェ122件、その他79件などの順で、ほかにも住宅の階段やエレベーターも含まれていた。
苦情や告発はウェブサイト「禁煙北京」のQRコードをスキャンした上、北京市控煙協会の公式アカウントに登録することで、違法喫煙行動を報告することができる仕組みになっている。
苦情に関する写真もアップロードもできる。「禁煙北京」は苦情受け付け後、北京市政府のウェブサイト「首都の窓」と北京市衛生計画出育委員会のウェブサイトで、告発があった企業や団体の名称や住所が表示される。
苦情を受け付けた回数が1〜2回目は青色、3〜4回目は黄色、5回以上は赤い色のアラームランプが点滅する。報告があった場所近くのボランティアが現場へ駆けつけて状況確認を行い、関連法規を伝えて喫煙行為を是正する。(c)CNS/JCM/AFPBB News