【11月23日 AFP】インドネシアで、通勤電車の車内で見つかったヘビを1人の男性が素手で捕らえ、床にたたきつけて殺す様子を捉えた画がインターネット上で拡散され、英雄だと称賛されている。

 ヘビがいたのは、ジャワ(Java)島西部のボゴール(Bogor)から首都ジャカルタに向かっていた通勤電車の中。網棚の上に潜んでいるのが見つかり、電車は緊急停止した。

 スマートフォンで撮影された動画には、眼鏡を掛けリュックサックを背負った男性が素手で平然とヘビをつかみ、むちを振るうようにしてヘビの頭を床にたたきつける様子が映っている。他の乗客は衝撃を隠せず、警棒を手にした列車警備員までもが遠巻きに男性を見守っている。

 男性はその後、ぐったりした全長1メートルほどのヘビを扉の外で待っていた警備員に引き渡した。この男性の身元は不明。また、ヘビの種類や、毒を持っていたか否かも分かっていない。乗客にけがはなかったという。

 この路線を運行する鉄道事業者KCIによると、ヘビは乗客の手荷物の中から逃げ出したものとみられるという。(c)AFP