【11月23日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は22日、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)、イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)両大統領と行ったシリア内戦をめぐる3者会談で、アサド政権と反体制派による和平会議を開催することで合意したと明らかにした。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、シリア政府は、同盟国のロシアとイラン、また反体制派を支援するトルコとの間でまとまった合意を「歓迎する」と表明した。

 今回の3者会談は、ロシア南部ソチ(Sochi)で行われた。プーチン氏によれば、エルドアン、ロウハニ両大統領は席上、28日にスイスのジュネーブで予定されている国連(UN)仲介の和平交渉に先立ち、シリア政権と反体制派による会議を開催することに同意した。

 またシリア反体制派の代表らは22日、サウジアラビアのリヤドで、和平交渉の代表団を刷新するための協議を行った。専門家らによれば、新代表団は主要な要求項目で妥協する姿勢を増す可能性がある。

 協議では国連のスタファン・デミストゥラ(Staffan de Mistura)シリア問題担当特使とサウジアラビアのアデル・ジュベイル(Adel al-Jubeir)外相が共同議長を務めた。(c)AFP