ディズニー幹部J・ラセター氏、不適切なハグで休職表明
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【11月22日 AFP】(更新)米ディズニー(Disney)のアニメ部門トップ、ジョン・ラセター(John Lasseter)氏(60)は21日、スタッフに対し望まれていないハグ(抱擁)をしたことで「不快」な思いをさせたと認め、半年間の休職を発表した。
ラセター氏は、ルーカスフィルム(Lucasfilm)の小さな映像制作部門だったピクサー(Pixar)を世界で最も成功を収めたアニメーションスタジオに変身させたことで知られ、『トイ・ストーリー(Toy Story)』と『トイ・ストーリー2(Toy Story 2)』では監督を務めてCGアニメ映画の草分けとなった。
ディズニーからAFPに送付された社内文書で同氏は「望んでいないハグや、いかなる方法や形であれ一線を越えたと感じた行為を受ける側にいた全ての人」に対して謝罪すると記している。
米芸能誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)は複数の匿名筋の話として、ラセター氏が繰り返してきた一連の不適切行為について、ディズニーとピクサーの関係者らが証言していると報道。
ピクサーに長年勤めてきた職員の話として同誌が伝えたところでは、ラセター氏は「人をつかんだり、キスしたり、体についてコメントしたり」することで知られていた。また同誌の取材に応じた複数の情報筋の話によると、ピクサーの社内懇親会では、大量の酒を飲むラセター氏からキスをされないよう、同氏を避ける女性社員もいたとされる。(c)AFP