【11月22日 AFP】米軍は21日、ソマリアで、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Al Shabaab)に対する空爆を実施し、戦闘員100人余りを殺害した。米アフリカ軍(AFRICOM)が発表した。

 同軍の声明によれば、空爆は21日午前10時半(日本時間午後4時半)ごろ、ソマリア政府との協力の下で行われた。対象となったのは、ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)の北西約200キロにある拠点。

 米軍はこの数か月、ソマリアでの行動を活発化させ、イスラム過激派に対する無人機での空爆を増やしている。

 米国防総省は13日、米軍はソマリアでの数日間にわたる空爆で、アルシャバーブやイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員40人を殺害したと発表していた。

 作戦の急増は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が3月、テロ容疑者に対する米軍の行動の制限を緩和したことを受けたもの。この措置により、米軍が必要と判断すれば、ホワイトハウス(White House)から特別な承認を得ずに軍事行動を取ることが可能となった。(c)AFP