シャラポワ氏、マンション建設めぐる詐欺疑惑で捜査対象に インド
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【11月21日 AFP】女子テニスの四大大会(グランドスラム)で通算5回の優勝を誇る、ロシアのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)氏(30)が宣伝活動に加わっていたインドの高級マンション建設が頓挫したことをめぐり、詐欺と共同謀議の疑いで同氏が警察の捜査対象になっていることが分かった。住宅購入者の弁護士が21日、明らかにした。
この建設計画に関わっていた企業「ホームステッド・インフラストラクチャー・ディベロップメント(Homestead Infrastructure Development)」は計画が破綻する前、住宅購入者から数百万ドルもの代金を受領していたという。
ある購入者の弁護士を務めるピユーシュ・シン(Piyush Singh)氏はAFPの取材に対し、同社をめぐる事件の一環として、警察当局がシャラポワ氏を詐欺と共同謀議の疑いで正式捜査を開始したと明らかにした。
シャラポワ氏は以前、自身が「バレエ(Ballet)」と命名した高層マンションの建設計画立ち上げのためにインドを訪問していた。また購入希望者らにはマンションにテニススクール、クラブハウス、ヘリパッドなどが併設されると説明されていたという。
さらに建設計画に関するウェブサイトには、「オーナーたちが、他とは異なる特別なものを手にしていると感じさせる」のが目標という、シャラポワ氏のコメントも掲載されていた。
首都ニューデリーの衛星都市、グルガオン(Gurgaon)で進められていた建設計画は2016年に終了する予定だったものの、開発業者らが住宅購入者から多額の代金を受け取った後、工事が中止となったという。(c)AFP