米国務長官、北朝鮮問題「外交解決望む」 制裁の効果強調
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【11月21日 AFP】レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は20日、ホワイトハウス(White House)で記者会見し、北朝鮮の核・ミサイル開発問題について「まだ外交(的解決)を望んでいる」と述べた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が北朝鮮をテロ支援国に再指定するなかでも、制裁と外交による圧力で北朝鮮を交渉の席に着かせることをあきらめていない姿勢を強調した格好だ。
ティラーソン氏は、北朝鮮に対するこれまでの制裁措置について、中国による石油禁輸は実現していないものの、すでに北朝鮮経済に「多大な影響」をもたらしているとの認識も示した。
ティラーソン氏によると、米政府は各種の情報から北朝鮮で原料が不足し、収入も減少していることを把握しているという。「これは制裁の効果だと考えている。この60日間、挑発行為がみられないのはそのためではないか」と同氏は語った。(c)AFP/Dave Clark, and Andrew Beatty