米NYタイムズ、政権担当記者を停職に 「性的な不適切行為」の疑い
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【11月21日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は20日、入社前の職場で性的に不適切な行為をしたとの疑惑が報じられたホワイトハウス(White House)担当のベテラン記者を停職処分とすると発表した。
この記者は今年1月に政治サイト「ポリティコ(Politico)」からNYT紙のホワイトハウス政権担当記者に転職したグレン・スラッシュ(Glenn Thrush)氏。米ニュースサイト「Vox.com」がスラッシュ氏について、ポリティコ記者時代に若い女性らに対する不適切な行為があったと報じていた。
スラッシュ氏に対する疑惑についてNYT紙の広報は20日、「非常に憂慮すべきもので、ニューヨーク・タイムズの基準と価値に沿うものではない」と説明。この問題を徹底的に調査するとし「その間、スラッシュ氏を停職処分とする」と発表した。
また同紙は、薬物乱用更生プログラムを受けるとしたスラッシュ氏の決断を支持すると明らかにした。
スラッシュ氏は、NYT紙がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とホワイトハウスを担当するフルタイムの記者として雇用した6人のうちの1人。NYTの同僚記者マギー・ハバーマン(Maggie Haberman)氏との共著でトランプ氏に関する書籍も出版している。(c)AFP