【11月20日 AFP】インドの人気観光地として知られる西部ラジャスタン(Rajasthan)州ジャイプール(Jaipur)で、同地を休暇で訪れていたアルゼンチン人の男性(29)が雄牛に角で突かれ、死亡した。地元警察が19日、明らかにした。

 男性は18日午後、ジャイプールの市場近くの道路を歩いていたところ牛に襲われ、重傷を負ったという。

 AFPの取材に応じた警察当局の職員は、男性は病院に搬送されたが死亡したと明かし、「男性は雄牛の角で首と腹部を突かれた」と語った。

 インドのPTI通信によると、在インドのアルゼンチン大使館も男性の死亡を把握しているという。

 ラジャスタン州の州都であるジャイプールはピンクシティーという呼び名でも知られ、華麗な宮殿やとりでがあることから、インドで観光客に最も人気のある都市の一つとなっている。

 インドで牛はヒンズー教徒らから神聖なものと考えられており、幹線道路や街中を歩く姿もよく見かけられる。2012年の調査によると、路上や街中にいる牛の数はインド国内で500万頭以上に上るという。(c)AFP