【11月18日 AFP】米国防総省が17日に公開した報告書で、2013年からの4年間に米軍施設で性的暴行が疑われる事件が2万件以上起きていたことが明らかになった。

 国防総省の性的暴行予防・対策室(SAPRO)が作成した報告書は、2013~16年度の間に軍で起きた性的暴行の疑いがある事件について詳細に述べている。これによると、陸軍は8294件、 海軍が4788件、海兵隊が3400件、空軍が8876件、報告されている。

 米国では現在、政界から芸能界、実業界まで、男性有力者によるセクシュアルハラスメントに関する新たな疑惑が毎日のように報じられている。

 国防総省では軍内部で起きる暴行について定期的に調査し発表しているが、今回の報告では報告された申し立ての根拠も記録されている。関係者によると、軍内部での性的暴行は2012年以降、減少しているという。(c)AFP