【11月18日 AFP】オーストリア警察は17日、アフガニスタン移民の少年(11)が自殺した事件を捜査していると発表した。

 警察によれば、少年は12日に首都ウィーン近くの病院に搬送され、翌日に死亡した。自殺の方法は分かっていない。

 オーストリアでは昨年、記録的な数の移民が流入。少年も昨年から家族と共にウィーン南郊のバーデン(Baden)にある難民施設で暮らしていた。

 報道によると、少年は、23歳の兄が家族を置いていなくなった後、残るきょうだい6人の面倒を見ることができないと感じていたという。

 公共放送Oe1は、当局は一家の窮状に関する情報提供を受けていたが、対応を怠ったと報道。一方、当局は「変わったことは何もなかった」と反論している。同国の行政監察官は17日、調査を開始すると発表した。(c)AFP