ツイッター 「認証バッジ」の運用見直し 規約違反者からは剥奪
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【11月17日 AFP】米ツイッター(Twitter)は15日、「認証済みアカウント」に関するポリシーを変更し、利用規約に違反しているユーザーからは「認証バッジ」を剥奪できるようにすると発表した。現在、新しい認証・検証プログラムを準備しており、認証済みアカウントの見直しにも着手したという。
ツイッターの認証バッジをめぐっては、ネオナチ(Neo-Nazi)や白人至上主義団体の指導者らが取得していた事実が発覚。ツイッターは先週、運用の見直しに乗り出すと明らかにしていた。
認証バッジは、政治的指導者や著名人、記者らのアカウントが本人のものであることを証明し、なりすましアカウントと区別するためにツイッターが作成したシステム。だが、ツイッターは15日の声明で、これまでの認証手続きでは対象ユーザーが暴力やヘイトスピーチ(憎悪表現)を助長しているかどうかや、利用規約に違反していないかについては考慮していなかったと説明した。
「現在、新しい認証・検証プログラムを準備しており、当面は認証リクエスト受付を全面的に中止する。また、このプログラムのため新ガイドラインを導入した」と公式アカウントで発表。「認証済みアカウントの見直しに着手した。新ガイドラインに沿わない言動のあるアカウントからは認証バッジを剥奪していく」と言明した。
これまで認証バッジを取得したユーザーには、今年米バージニア(Virginia)州シャーロッツビル(Charlottesville)で反対派と激しい衝突を起こした白人至上主義者の集会の主催者の一人で、「クー・クラックス・クラン(Ku Klux Klan、KKK)などの白人至上主義団体やネオナチを包含する「オルト・ライト」(オルタナ右翼)運動のリーダーとされるリチャード・スペンサー(Richard Spencer)氏などがいた。(c)AFP