【11月17日 AFP】アフガニスタンの首都カブールで16日、政治集会の会場となっていた結婚式場の外で男が自爆し、少なくとも警官8人、民間人6人の計14人が死亡、18人が負傷した。地元警察がAFPに明らかにした。

 事件をめぐっては、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が傘下のプロパガンダ機関アマック(Amaq)を通じて短い犯行声明を出している。

 爆発発生時、式場内では同国北部バルフ(Balkh)州知事で有力者のアタ・ムハンマド・ヌール(Atta Mohammad Noor)氏の支持者らが集会を開いていた。ヌール氏はアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領の批判者としても知られている。

 ヌール氏の側近によれば、同氏は集会に出席していなかった。

 また、ガニ大統領は攻撃を「犯罪行為」として非難する声明を出した。

 カブール警察によると、犯人は式場内に入ろうとしたが検問所で止められ、その場で自爆した。(c)AFP/Usman SHARIFI