【11月16日 AFP】韓国当局は16日、南東部の浦項(Pohang)で前日発生したマグニチュード(M)5.4の地震で57人が負傷し、1500人以上が避難したと発表した。被害家屋は1100棟近くに上っているという。

 15日午後に発生した地震は浦項付近を震源とし、震源の深さは9キロ。大きな地震がまれな韓国では観測史上2番目の規模で、首都ソウルを含む全土で揺れが観測された。

 国民安全庁の声明によると、これまでに分かった負傷者は57人で、1536人が自宅から避難した。建物の被害は家屋1100棟近く、学校100校以上に及んでいるという。また、公共施設や軍事施設、道路にも被害が出ているが、死者の報告はないという。

 韓国では2016年9月にも同じく南東部の慶州(Gyeongju)でM5.8の地震が発生しており、これまで観測史上最大とされていた。(c)AFP