ギリシャで豪雨水害、少なくとも15人死亡
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【11月16日 AFP】(更新、写真追加)ギリシャで15日、夜間に降り続いた豪雨の影響で洪水が発生し、3つの町が冠水被害に遭うなどして、少なくとも15人が死亡した。同国のアレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)首相は同日、悲劇的な災害を受け、服喪期間を宣言した。
この災害に関連して、消防当局はこれまでに13人、沿岸警備隊はさらに2人の死者が出たと明らかにしている。
この20年間で最悪とされるこの洪水が起きたのはアテネ西方の町マンドラ(Mandra)、ネアペラモス(Nea Peramos)、メガラ(Megara)。これらの町には多くの工場や倉庫がある。
今夜も豪雨が予想されるネアペラモスのスタブロス・フォティウ(Stavros Fotiou)副町長は国営テレビ局ERTに対し「山から大量の水が押し寄せてきた」と述べた。
「町の道路は完全に使い物にならなくなった……町の3分の1に当たる住宅1000軒が浸水被害を受けた」
アテネ大首都圏の知事室は、(雨を降らせた前線の)エネルギーと危険度は「前例のない」規模だと述べた。(c)AFP/Will VASSILOPOULOS