日本対ベルギー戦が中止寸前だったことが明らかに、テロ標的の可能性
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【11月16日 AFP】14日に行われた日本代表とベルギー代表の国際親善試合がテロの標的となり、中止寸前だったことが分かった。地元メディアが15日に報じた。
ベルギーサッカー協会(KBVB、URBSFA)のステファン・バン・ロオック(Stefaan Van Loock)広報は、「キックオフの1時間前になっても試合が行われるかどうか分からなかった」とコメントしている。
ベルギーメディアは、盗聴捜査を行っていた首都ブリュッセルの警察がブルージュ(Bruges)のヤン・ブレイデル・スタジアム(Jan Breydel Stadium)を標的としたテロの情報を得たと伝えている。
ベルギーでは過去3年間の相次ぐテロで計36人が死亡している。2016年3月には、ブリュッセル国際空港(Brussels Airport)や地下鉄の駅で発生した連続テロにより32人が死亡し、多くの負傷者が出た。
テロの情報を得た当局は14日、ブルージュ市警と同国の対テロ部隊CUTAと情報を共有。関係当局は試合の中止を考慮する一方、スタジアム外の警備を強化 した。警戒が強化されたことにより、試合開始から30分を過ぎても数百人の観客がスタジアム入場を許可されなかったが、予想されていたようなテロの確たる証拠は発見されず、試合後ファンは問題なく家路についている。
試合はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)のゴールによりベルギーが1-0で勝利した。(c)AFP