文化遺産「上海小籠包」の名人芸 制作現場を訪問
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【11月18日 CNS】中国・上海(Shanghai)には55の国家文化遺産と人間国宝が94人いる。CNS記者はこのほど、文化遺産の一つに名を連ねる「南翔小籠包」の制作芸伝承者である李建鋼(Li Jiangang)さんが腕をふるう「古猗園(Guqiyuan)餐庁(レストラン)」のセントラルキッチンを見学する機会を得た。
南翔小籠包の本場の味を保証するために、李さんは小籠包制作技術の標準を定めた。こうすることで、伝統芸の規範化と標準化を実現した。
李さんは自ら作りながら、詳しく説明してくれた。小籠包の制作過程の秘法──ひき肉と水の割合、皮のこね方、包み方、蒸し器の火加減などを披露してくれた。料理人たちは毎日、小龍包を2000個くらい作るそうだ。
伝統的な小籠包のほか、李さんはまた「赤、緑、白」の3色の小籠包を作り出した。イカのスープを小麦粉と混ぜて皮を作り、乾燥高菜などを使う。
南翔小籠包はすでに上海グルメの「顔」だ。同店には小籠包を好きな観光客が必ず訪れる、観光名所にもなっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News