バービーにヒジャブ姿の人形が登場、米国の五輪選手がモデルに
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【11月14日 AFP】米玩具メーカー大手マテル(Mattel)は13日、着せ替え人形「バービー(Barbie)」コレクションで初めてヒジャブ(女性のイスラム教徒用のスカーフ)を着用したバービーを公開した。2016年にブラジルで行われたリオデジャネイロ五輪のフェンシング女子で米国の五輪選手としては初めてヒジャブを着用して競技に参加したイブティハジ・ムハンマド(Ibtihaj Muhammad)選手(31)に敬意を表して作られた。
バービーの「Sheroes」シリーズに加わるムハンマド選手のバービーは、フェンシングのユニフォーム姿にヒジャブを着用している。
マテル社の広報担当者によると、2018年からネット販売を開始するという。
同社は公式SNSアカウントに「イブティハジ・ムハンマド選手に敬意を表したユニークなバービー人形にわくわくしています。イブティハジ選手はこれからも世界中の女性や少女らが限界を超えるための動機付けになっていくことでしょう」というコメントとともに、バービー人形を手にしたムハンマド選手の写真を投稿した。
ムハンマド選手も自分をモデルとしたバービー人形がつくられたことを「子ども時代の夢がかなった」と喜ぶ。「バービーのSheroesシリーズの新メンバーに私を加えてくださってありがとう。世界中の少女たちがヒジャブを着けたバービーで遊べるようになったことを光栄に思います」とツイッター(Twitter)に投稿し、マテル社に謝意を示した。(c)AFP