【11月14日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は13日、プレーオフ第2戦が行われ、イタリアは0-0でスウェーデンと引き分け、2戦合計スコア0-1で1958年以来60年ぶりに本大会出場を逃した。

 W杯通算4度の優勝経験を誇るホームのイタリアは、ポゼッションでは相手を圧倒したものの、目立ったチャンスをつくることはできず、約7万4000人のサポーターが集まったサンシーロ・スタジアム(San Siro Stadium)で最後まで突破口を見いだせなかった。

 2006年大会覇者イタリアがW杯に出場しないのは、不参加だった1930年の第1回大会と予選敗退を喫した1958年のスウェーデン大会に続き、3度目。

 一方のスウェーデンは、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を最後に代表から引退したスター選手ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)を欠きながらも、ヤコブ・ヨハンソン(Jakob Johansson)が第1戦で決めたゴールで2006年大会以来となるW杯への切符をつかんでいる。

 スウェーデンを率いるヤンネ・アンデション(Janne Andersson)監督は試合後「感動している。最高にハッピーだ」とした上で、「イブラヒモビッチがいた時は今とは異なるプレーをしていた。われわれは適応し、今は別のやり方でプレーしている」と話し、チームの組織力をたたえた。(c)AFP/Emmeline MOORE