【11月13日 AFP】フィリピンのマニラで13日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議を前に、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領がドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領をにこやかに迎えた。開会式前に会見した2人は握手し、30秒ほど言葉を交わした。

 北朝鮮による核開発危機のさなか、トランプ氏は日本、韓国、中国、ベトナムを回った12日間のアジア歴訪の締めくくりとして前日、フィリピンに到着。同夜の夕食会では、ドゥテルテ氏がフィリピンのラブソングを歌い、トランプ大統領の注文で歌ったと上機嫌に語った。

 ドゥテルテ氏は大統領就任以来、「麻薬撲滅戦争」を押し進めているが、人権擁護団体らは大量虐殺を含んでいると批判している。また最近では若いころに人を殺したことがあると誇らしげに発言し、物議を醸してもいる。

 ドゥテルテ氏は12日、麻薬撲滅戦争における容疑者らの超法規的殺害について、トランプ氏から指摘されると思うかとの問いに対し「取り上げられることはないと思う」と述べた。(c)AFP