【11月12日 AFP】17F1第19戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2017)は11日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がポールポジションを獲得した。一方でチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、クラッシュに見舞われた。

 前日にチームのスタッフがサーキットから帰路に就こうとした際、銃口を向けられて強盗被害に遭ったことを受け、ボッタスはポールを取ってチームの士気を高めると約束していた。

「今朝話をして、ポールポジションをとってみんなを元気づけようと話していた。それができてうれしい。とにかく、みんながまとまっていて、誰もけがをしていなくてよかった」

 一方で2週間前に年間王者に輝いたハミルトンは、Q1のフライングラップ中にスピンしてバリアーに衝突した。

 ハミルトンは最後尾からのスタートになったが、チームは修復のためにマシンをパルクフェルメから出す決断をしたため、その後ピットレーンからのスタートに変更となった。

 負傷者はいないものの、拳銃が発砲され、貴重品が奪われた強盗事件を受けて、警備の強化を求めたハミルトンは「(クラッシュは)あっという間に起きた。そういうことだ。まぁ、もちろん残念ではある」とコメントしている。

 2番手と3番手にはフェラーリ(Ferrari)勢のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)とキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、4番手と5番手にはレッドブル(Red Bull)勢のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が入り、6番手にフォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、7番手にマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、8番手と9番手にルノー(Renault)勢のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、10番手にはウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が続いた。(c)AFP