【11月3日 AFP】(更新)米ニューヨークで車が通行人に突っ込み8人が死亡した事件で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は2日、「イスラム国の戦士」が攻撃を行ったと主張した。米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)が明らかにした。

 SITEによると、IS系のオンライン週刊紙「アルナバ(Al-Naba)」の最新号に「イスラム国の戦士の一人がニューヨーク市の通りで十字軍の従軍者多数を攻撃した」とする記事が掲載された。

 10月31日に起きたこの事件では、ウズベキスタン出身の移民サイフロ・サイポフ(Sayfullo Saipov)容疑者(29)がロウアーマンハッタン(Lower Manhattan)の自転車専用レーンにピックアップトラックで突っ込み、歩行者や自転車利用者を次々にはねた。容疑者はテロ関連の罪で訴追されている。

 検察の起訴状によると、サイポフ容疑者はISに感化されて犯行を実行したと供述。入院先の病院の病室にISの旗を掲げるよう求めたほか、「自分がしたことについては気分がいい」などと語ったという。

 警察はサイポフ容疑者について、信奉者に向けてISがソーシャルメディア上で出していた指示にかなり厳格に従っていたようだとしている。(c)AFP