【11月6日 CNS】中国国内の28の貧困県が2016年に提出した貧困リスト除外申請のうち、江西省(Jiangxi)井岡山市(Jinggangshan)、河南省(Henan)蘭考県(Lankao)が2017年2月に同リストから除外された。これに続き、近日、残る26の貧困県も除外されることも決定した。1986年に中国政府が貧困県を設定してから初めて「貧困県」から抜け出すケースとなり、今後の模範となることが期待されている。

 国内の貧困削減のために設けられた中国国務院・扶貧開発領導小組弁公室は1日、北京(Beijing)で記者会見を開き、2016年に申請があった貧困県に対し、貧困発生率、民衆認知度など四つの項目について審査を行ったと発表した。四つの項目を全て満たしていなければ、リストから外れることはできない。

 また、特に重点的に貧困削減の必要がある県を含む貧困県は592か所、特殊困難地域が680か所で、両者の重複する地域を除くと全部で832か所となる。

 2017年は、全国で約100県が除外申請を提出しているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News