国歌問題続くNFL、主要スポンサーから批判「痛手を受けている」
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【11月2日 AFP】(訂正)米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の主要スポンサーが1日、国歌演奏時の抗議運動をめぐる対応についてNFLのロジャー・グッデル(Roger Goodell)コミッショナーを批判した。
大手ピザチェーン、パパ・ジョンズ(Papa John's)の創始者で最高経営責任者(CEO)のジョン・シュナッター(John Schnatter)氏は、騒動となっている国歌演奏時の抗議運動が自社の売り上げに影響していると言い、「NFLのせいで痛手を受けている」「今回の問題を解決できないNFLとそのリーダーシップに失望している」と電話会議で語った。
NFLは今シーズン、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が人種差別への関心を喚起するために国歌演奏時に膝をつく選手は「クソ野郎」であり、解雇されるべきだと発言したことを受け、選手による抗議運動が相次いでいる。
2016年の大統領選でトランプ氏に寄付し、バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領に対しては辛口の批評を続けていたシュナッター氏は、国歌演奏時の問題が国を分断しているという。
「今回の騒動は、われわれの顧客だけでなく、国そのものを分裂させている」というシュナッター氏は「良し悪しは別として、リーダーシップとは上から始まるもの。しかし、これはリーダーシップの悪い例だ」とグッデルコミッショナーを名指しで批判した。
「この問題は1年半前に食い止められるべきだった。他の多くのスポンサーと同様、われわれはNFLとコンタクトを取っている。ひとたび問題が解決されれば、NFLには明るい将来が待っていると確信している」 (c)AFP