トランプ政権、入国審査をさらに強化へ NYの「テロ」受け
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【11月1日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は10月31日、ニューヨーク(New York)でピックアップトラックが自転車利用者や歩行者に突っ込み8人が死亡する事件が起きたことを受け、米国への渡航者に対する「徹底的な」入国審査をさらに強化するよう国土安全保障省に命じたことを明らかにした。
この事件は、ニューヨークでは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)による2001年9月11日の同時多発攻撃以来、初めての死者を出すテロ攻撃となった。
トランプ大統領はツイッター(Twitter)に「国土安全保障省に対して、既に徹底的に行っている入国審査をさらに強化するよう命じた。ポリティカル・コレクトネス(偏見や差別を含まない中立的な発言や行動)も良いが、これは別だ!」と投稿した。
トランプ氏は主にイスラム圏の国々からの渡航者を締め出そうと試みてきたが、裁判所による差し止め判断が相次いでいる。
先週、難民の入国を一時禁止する大統領令が失効して難民の受け入れが120日ぶりに再開されたが、イスラム圏の国々を中心とした「危険性が高い」11か国からは引き続き受け入れが制限されることになった。(c)AFP