元選対本部長、無罪主張 ロシア疑惑で起訴、トランプ氏は猛反発
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【10月31日 AFP】昨年の米大統領選にロシアが介入した疑惑をめぐり、謀略やマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で起訴されたドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営の元選対本部長、ポール・マナフォート(Paul Manafort)被告(68)は30日、首都ワシントンの裁判所に出廷し、無罪を主張した。
出廷したマナフォート被告とそのビジネスパートナーのリック・ゲイツ(Rick Gates)被告(45)は、ウクライナ前大統領のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)氏と同氏が率いる親ロ派政党から仕事の報酬として受け取った数百万ドルを隠していたとする罪状が読み上げられると、いずれも無罪を主張した。
裁判所は両被告の自宅軟禁を命令。保釈金はマナフォート被告が1000万ドル(約11億3000万円)、ゲイツ被告が500万ドル(約5億7000万円)に設定された。
ロシアの選挙介入疑惑をめぐり起訴されたのは、マナフォート被告らが初めて。トランプ大統領は起訴の発表を受け、ツイッター(Twitter)に猛反発のコメントを投稿。共謀疑惑を否定するとともに、大統領選の対立候補だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官に対する捜査を要求した。
「悪いがこれは何年も前、ポール・マナフォートがトランプ陣営に加わる前の話だ。それにしてもいかさまヒラリーと民主党が焦点じゃないのはなぜだ???」「…それに、共謀はない!」 (c)AFP