デンマーク人発明家、女性記者の遺体切断認める 警察発表
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【10月31日 AFP】(更新)デンマークで、自作潜水艇の取材をしていたスウェーデン人女性ジャーナリスト、キム・ウォール(Kim Wall)さんが、コペンハーゲン(Copenhagen)近海で切断遺体となって発見された事件で、潜水艇を製造した発明家の男が、ウォールさんの遺体を切断した容疑を認めた。デンマーク警察が30日、発表した。
デンマーク人のピーター・マッセン(Peter Madsen)容疑者は当初の取り調べでは、ウォールさんの遺体切断を否認。ウォールさんの頭部に潜水艇の重いハッチが当たったことによる事故死だったと供述していた。しかし警察の声明によると、同容疑者は前言を翻し、ウォールさんは潜水艇に乗り込んだ際に一酸化炭素中毒で死亡したと話しているという。
一方でウォールさんの遺体には、性器周辺に刺し傷が14か所あったことから、警察はマッセン容疑者が、被害者の死亡直後に性交以外の性行為に及んだとみている。だがマッセン容疑者は被害者に対するいかなる性的行為も否定している。
ジャーナリストのウォールさんは8月10日、マッセン容疑者にインタビューするため潜水艇「ノーチラス(Nautilus)号」に乗り込んだのを最後に消息を絶った。頭部が切断されたウォールさんの胴体は8月21日、首都コペンハーゲンの沖合に浮いていたところを発見され、今月7日には同じ海域でウォールさんの頭部と両脚、および衣服が入った袋が回収されている。(c)AFP/Pia OHLIN