フェデラー、過去全勝マナリノに苦戦も準決勝へ スイス室内
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【10月28日 AFP】男子テニス、スイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2017)は27日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は4-6、6-1、6-3で第7シードのアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)を下し、自身14度目の準決勝進出を決めた。
大会8度目の優勝を狙うフェデラーは、マナリノとの過去4戦で10セット連取中と全勝の戦績を誇っていたが、この日は第1セット第9ゲームでラブゲームブレークを喫し、このセットを奪われる母国の観客も驚きの幕開けとなった。
しかし、今大会で戦った過去2試合ではわずか8ゲームしか落としていないフェデラーは、第2セットに入ると2度のブレークに成功し、1セットオールに追いついた。迎えた最終第3セットでは、第6ゲームでブレークピンチをしのぐと、直後の第7ゲームをバックハンドウイナーでブレークし、4-3とリードに成功した。
続く自身のサービスゲームをキープした36歳のフェデラーは、最後も見事なパッシングショットでマナリノのサービスをブレークし、試合時間約1時間40分で逆転勝利を収めた。
フェデラーは試合後、「今夜はファイトしなくてはならなかった。試合への入り方が難しかった。彼(マナリノ)は第1セットから安定していたし、あのセットを取るに値したプレーだった。でもそれに対する自分の対応が非常に重要だった」と振り返っている。
「過去に1セットも落としてないというだけで、人々は同じことが起き続けると期待しているが、一日一日調子は異なる。次も必ず最初からベストなテニスをするというのは難しい」
試合を通して計12本のエースを奪ったフェデラーは、同日行われた試合で第5シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)に7-6(8-6)、6-3で勝利した第3シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と準決勝で激突する。(c)AFP